<学問に王道なし>と昔からよく言われています。
勉強は努力のたまものであり、特に受験生は、睡眠時間を削ってフラフラになって勉強し、挙句の果てに辞書をちぎってムシャムシャ食べはじめてしまう「努力と忍耐」のイメージです(笑)
…これをやれば確実に成績アップ!
これさえやればすぐにメキメキ偏差値上昇!
という魔法のような方法があれば、どんなにいいでしょう!
社会や理科のような暗記科目は短期間の追い込みもききます。
しかし、英語と数学が苦手だと、いったい自分が何がわからないのさえわからず、どこから手をつけていいのか呆然としてしまいがちです。
特に数学の苦手意識は深刻です。数学が苦手な人の言いわけは決まっています。
「私は文系アタマだから、数学はムリなんだ」と。
いえいえ、何をおっしゃいますか。
大学入試程度のレベルで、文系アタマだの理系アタマだの関係ありません。
誰だってできます!
では数学の成績を確実に上げる「王道」をご紹介します。
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まずは数学の基礎力をつけよう!
まず、数学に計算能力は絶対不可欠です。
あなたは、足し算・引き算・かけ算・割り算の四則計算ができますか?
意外と、数学で一番難しいのが四則計算です。
どこまでもさかのぼってください。
この時点では全く手を抜くことはできません。
なんでしたら、小学校1年生のドリルからスタートしてもいいですよ。
小学校のドリル程度でしたら、一週間で一冊くらい進められるでしょう。
小学校1年生のドリルなんて…とはずかしがったり落ち込んだりする必要はありません。
基礎に穴が開いていたら「数学」というお城は建てられません。
計算能力を十分につけたら、基礎工事完了!あとはどんどん数学の問題集をこなして行きましょう。
数学の問題集をこなす
ここでのコツは、これぞ!と決めた問題集を、何度も何度も繰り返すことです。
そして、肝心なことですが、問題を解き始めてわからなくなったら、すぐに解答を見ること!
うんうん悩んで、時間を費やしても、「私だけの新しい解き方」が発見できるワケではありません。
解き方は決まっています。
解答を見ずに解けた問題は問題番号に○をつけて次に進みます。
○のついた問題は復習する必要ありません。
しかし、わからない問題はサッサとあきらめて解答を読んで納得し、問題番号のところに、
(この問題は、自力では解けなかったが解答を見て理解した)という印の△マークをつけておきましょう。
そうしてスピーディーに問題をこなしていきます。
そして、全ての問題を解いたら2巡目です。
自力で解けた問題は飛ばして、△マークだけ解いていきます。
初めに解いた時より、ハイペースで進んでいくことでしょう。
自力で解けたら、△マークの上から○をつけて、クリアしたとみなします。
2巡目でもまだわからなかった問題は、また解答を見ます。
そしてその問題は、一度解答を見ただけではまだ消化できていなかったわけですから、要注意です。
△マークを黒く塗りつぶして▲にし、解答を見なくてもあと2回自力で解けるようにと決めます
(つまり、▲の上から○が二重につけばOKとなる)。
全ての問題番号に、○マークか、△の上から○マークか、▲のうえから◎マークがつけば、その問題集はGAME CLEARです!
一冊の問題集を完全に消化してしまえば、もう「数学ができない」とは言えないでしょう。
そして、あなたはそのボロボロの問題集に対して「抱きしめて一緒に寝たい」ほどの愛情が湧き、数学への苦手意識も消えてなくなっているかもしれません♪
問題番号に、このような決まったマークをつけるシステムにすると、達成感があり、ヤル気がアップします。
数学は、「全ての番号にマークをつけられたらクリア!というゲーム」だと思いましょう。
あまりあれこれ考えず、めったやたらに勉強法など調べず、この方法だけと信じて、淡々と○△の印をつけ続けていくのです!
以上、これが「数学の王道」です!
脇目をふらず歩いて行きましょう!
≪まとめ≫
1・計算だけは手を抜かず、場合によっては小学1年生までもさかのぼって復習すること。
2・問題集1冊を、解答を頼りつつスピーディーに繰り返す。全ての番号に印をつけ視覚化すること。