英語が苦手だけれども、どのように勉強すればいいかわからない人が多いと思います。
英語という科目は積み重ねの学問であり、例えば数学や理科とは違って、何か知識を一つ覚えたからといってすぐに点数に直結することがあまりありません。
そのため、勉強が出遅れてしまうと、取り戻すのが大変な科目になります。
では、出遅れてしまった場合どうすればよいのでしょうか。
文法事項を一から復習しなおすのも一つの手段ですが、膨大な時間がかかりますし、なかなか厳しいと思います。
そこでおすすめなのが、「ある程度の長さの英文を暗記するくらい読み込む」ことです。
ある程度の英文を音読する勉強法!
具体的な手順を説明します。
まず、全く英語を勉強してこなかった人は、まずは文型の分野だけは文法事項を復習しましょう。
これはネイティブではない私達が英語を学ぶのに不可欠な知識であり、今後の勉強効率のために必要なものなので、丁寧にやりましょう。
さて、英語の文型を理解したら、いよいよ英文を読み込みます。
英文はどんなものでもよいですが、簡単なものを選んだ方が取り組みやすいと思います。
やる気があれば多少難しくてもいいかもしれません。
自分の実力、やる気と照らし合わせて選ぶのが良いと思います。
他の条件としては、和訳が存在すること、できれば英文の解説も存在するものがよいです。
本屋に売っている有名な長文問題集の中から選べばよいと思います。
さて、英文が用意できたら、一文ずつ精読していきます。
この作業は丁寧に行ってください。
わからない単語が出てきたら、辞書で調べてリストを作りましょう。
また、文型は何でどれが主語なのかどれが動詞なのか…ということまで明確にします。
もし聞いたことのない文法事項が出てきたら、一旦長文から離れて文法の参考書でその部分の知識を確認します。
このようにして、完全に理解した英文というものを作成します。
あとはこの英文を毎日音読するだけです!
英文が1つでは物足りないので、音読と並行して完全に理解した英文のストックを増やしていきます。
音読の時間の目安としては、毎日最低10分はしてみてください。
この学習の目的は、とにかく英文慣れすることです。
英語が苦手な人は得意な人と比べると読んできた英文の量に圧倒的な差があります。
まずはそこから埋めることを行います。
そのために音読は最良の手段です。
しかし、ただ単に音読をすればいいというわけではなく、単語や文構造を理解した英文を音読しなければ意味がありません。
完全に理解した英文をある程度の数暗記するくらい読み込めば、英文に慣れることができ苦手意識も取り除くことができるはずです。
私も当初は英語が苦手で、どこから勉強すればよいのかわかりませんでしたが、勉強法の本に「英語学習は音読を中心にやりましょう」と書かれていたのを読み、文法中心の勉強から音読中心の勉強に切り替えたところ、英文慣れすることができました。
英文慣れすると、文法の勉強効率も上がりますし、何より英語の勉強の苦しさが激減します。
結果として英語苦手を解消することができ、無事国立大学の医学部に合格することができました。英語が苦手な方は、ぜひこの方法を試してみてください。