今回、ご紹介するのは私が中学受験の際に思いついた英単語に関する学習方法です。
では実際にどんな学習方法だったのかと言いますと、
「一瞬で見て理解できる単語を増やす」という学習方法です。
たとえば次の単語はすぐに意味が理解できるのではないでしょうか。
dog cat baseball piano
でも思い出してみてください。
英語を習い始めの頃のあなたは、今ではすぐ理解できるであろうこれらの単語を一生懸命覚えていたんです。
でも気が付いたらいつの間にかこの英単語たちのことを覚えていましたよね。
そうやって上の英単語たちのように、一瞬で見て意味を理解できる単語をもっと増やしていくのです。
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自然に覚えられる英単語を増やす方法
では具体的なやり方をお教えします。
まず取りかかる前に鉛筆やシャープペンを用意してください。
次に学校の教科書や問題集でかまわないので、とにかく長文が載ってあるページを開いてみてください。
そして用意ができましたら、次のルールを守りながら作業を行っていってください。
- 長文を眺めていく。
- その際、長文の訳は絶対しない。
- dogやcatのような、あなた自身が見てすぐ意味の分かる単語があれば、その単語を○で囲む。
要するにただ長文を眺め、知っている単語があれば○で囲むだけの作業です。
そしてそれらの作業が終われば作業を終えた長文を、改めて眺めてみましょう。
○の数はいくつありましたか?
人それぞれによって違うでしょうし、扱った教材やそのレベルにもよるかと思います。
そしてたとえ○の数が少なくても、それがあなたの今の実力なのでちゃんと自己分析ができたということで前向きに考えてください。
「もっと勉強しなくちゃ!」と思うから、学習に対して自分自身が苦痛を感じてしまい
続かなくなるのです。
継続するにはゲーム感覚で楽しんでください。
以上の1~3のルールを何回か繰り返し、自信がついたら次のステップです。
- 同じように長文を眺めていく。
- 「あ!君どっかであったね。」という単語にアンダーラインを引く。
- アンダーラインの引かれた単語を覚えていく。
では説明していきます。
①は今まで通り長文を眺めるだけです。絶対に長文訳を考えないでください。
②は見たことあるけど意味がすっと出てこない単語をアンダーラインしていくということです。
学校や塾でこんな経験をしたことはありませんか?
「あ!この単語知ってるけど意味なんだったかな?」
実はこの作業が今回の勉強方法で一番大切となってきます。
その単語こそが、まさにあなたが今覚えるべき単語なのです。
人間いくらなんでも全く知らない単語を覚えるのは困難です。
たとえば下のこいつ、単語なんですよ!
floccinaucinihilipilification
この単語の意味は「無意味なこと」ですが、本当にこのような見たこともない単語を覚えるのはそれこそ「無意味なこと」です。
そうではなくてまずあなたがやるべきことは、「あ!君どこの英単語さんだったかな?」のような、見たことあるけど意味が思い出せない単語を覚えることです。
それが③になります。
以上が私の英単語学習方法ですが、実の所私は英語が大の苦手でした。
とくに単語を覚えるという「勉強」が嫌だったからです。
でも好きなことは継続するので、その好きパワーを何とか英語で使えないかと思い考えついたのが今回の学習方法です。
もともと「間違いさがし」が大好きだったので、その要領で始めたのがきっかけです。
ですがこの学習方法を編み出してから、高校受験はもちろん大学受験でも継続して英単語を覚えることができました。
いくら難しい学校や大学だからといっても、最終的にはいかに英単語の意味を知っているかで決まります。
なので、今回みなさんに教えた学習方法は楽しく継続してできると思うのでぜひお試しください。