英作文の技術を身に付けるには、まず英文をそのまま覚えることが重要です。
単語や文法として個別に覚えるのだけではなく、実際にどのように使われているかを理解し、覚えてください。(英単語、文法はもちろん重要です。ただ、英単語、文法を個別に覚えているだけでは、英作文をマスターできないという意味です。)
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実際に英語がどのように使われているか確認しよう!
中学生一年生でも出てきそうな例で言えば、fast とearlyです。どちらも「はやい」ですが、使い方が違います。
fastは速度的な「速さ」です。(速く走る)earlyは時間的な「早さ」です。(早く寝る)
この例は少し簡単かもしれませんが、実際、私が教えている生徒で何人かこのことの区別ができず、不自然な英文を書いていました。
その問題の点数が0になることはないですが、正しい英語(ネイティブの人が使う英語)ではないので減点されてしまいます。
単語を辞書で調べる際は、意味を見るだけでなく、例文を幾つか見て、今調べた単語が実際にどのように使われているかを確認してください。
面倒だと思いますが、この習慣を続けることで英作文への苦手意識は少なくなると思います。
修飾関係にも気をつけよう!
また、自然な英文を書く際、形容詞と名詞の修飾関係や副詞と動詞などの修飾関係にも気をつけてください。
日本語の感覚では修飾できると思い、使った表現でも、英作文ではバツをつけられることがあります。
生徒からなぜ、バツをついているのかをよく聞かれます。
理由は単純に「多くの人が使わない表現だからだ。」と言っています。
言語はコミュニケーションの手段なので、多くの人が誤解なく、意思疎通するために、ある程度共通した表現を用います。
自分がどう伝えるかより、相手にどう伝わったか、自分と相手との間に誤解はないのかの方重要なのです。
名詞と形容詞の修飾関係や副詞と動詞などの修飾関係が正しいのか調べる方法があります。
私は高校生の時、電子辞書を使い、二つの語句の間にスペースを入れ検索していました。
そうすることで、二つの語句が含まれる文が表示されるので、それらが自分の思った通りの使い方をされているか確かめることができます。
また、インプットの量を増やすために、高校生三年生の時は英語構文基本300選というテキストを使っていました。
日本語を見て、英語を書くという練習をするというより、ひたすら暗記していました。
私の場合、模試の成績として反映されるのは三か月ほどかかりましたが、英作文の苦手意識は払拭されました。
最後に自由英作文の少しズルなコツですが、内容は嘘でよいので、自分が丸覚えした確実な表現を使うよう心掛けることです。
英語のテストなので、文の内容ではなく、ちゃんとした英文を書けることが重要です。