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まずは、建築士についてお話をしましょう。

建築士とは、建物を建てるために法律に沿うように計画をしたり、住み心地や使い勝手がいいように部屋の配置を決めたりします。

国家資格としての建築士には、大きく2種類あって、通常の一軒家などある程度限定された規模の設計を出来るのが、二級建築士。

大型ビル(オフィスビルや、マンション、デパート、ホテル、空港など)を計画する資格があるのは一級建築士です。

どちらも、指定の学校を卒業したり、実際に何年間か設計補佐の実務経験があって、初めて受験することができる資格です。

試験は一次試験の4教科の筆記と、二次試験の製図実技があります。

どういった方法で勉強をしていくかは、それぞれ本人のやり方があるかと思います。
どれがいいというのは一概にはないと思います。

それぞれ皆さんが色々な方の経験談を参考にして自分の方法を見つけ出すものだと思います。教科によっても、勉強方法は変わるかもしれません。

そんな中で、私の二級建築士試験受験時の勉強方法をご紹介します。

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通勤時間を活用した勉強法

社会人になると、とにかく時間がありません

仕事中はもちろん勉強に時間を割く事はできません。
家に帰ってもご飯を作ったり、掃除をしたりなどなど、勉強に使える時間がないのです。

その中でどう時間を捻出するかを工夫しました。

休日や夜など、机の前で多少なりともまとまった時間が取れる時は、参考書を開いてともかく知識を叩きこみました。

社会人の良いところといいますか、辛いところといいますか・・・通勤時間があることです。

皆さんにも学校に行くのに、電車やバスを利用する人もいるかと思います。
そういった時間に、一問でもたくさんの練習問題を解きました。

運の良いことに、建築士試験は、英検やTOEICと同様に選択問題だったので、多くの問題を解くことが、内容を頭に入れると共に試験への準備にもなりました。

ともかく、電車の待ち時間、電車の中、はたまた待ち時間など、5分でも10分でも無駄にはしませんでした

年齢とともに記憶力も低下するし、試験の範囲は広範囲だし、仕事でも頭を使うし・・・で、短期集中型では、決して乗り切れません。半年以上もの長いスパンで、上記のような時間を過ごしました。

短い時間でも、積み重ねれば結果的には長い時間になる。
「塾に行くまで10分しかないから・・・」何もしないのではなくて、その10分も週に1回あれば、月に40分。

年に500分以上、8時間以上もの時間になります。

日々の中でどう時間を捻出して、その時間をいかに有効につかうかが、大切なのだと思います。

小さな努力が、大きく実を結ぶのです。

同じような理由で、試験前に急に詰め込むより、毎日のコツコツとした復習の方が成果が大きいと思います。